ぜんそくと肺のクリニックでは大学専門外来と同じレベルの診療を行うことができます

息苦しさ|胸の痛み|呼吸器内科|ぜんそくと肺のクリニック

18年以上の呼吸器内科診療・研究の経験を生かして診療を行います

私は、2003年に医学部を卒業し医師免許を取得した後、初期研修を含めて呼吸器内科診療を一貫して行ってきました。また、アメリカ留学中は、喘息患者さんの臨床データや検体を扱った研究をしていました。臨床的な経験を積みながら研究データに基づく診療を行っていまいりました。開業後もセミナーなどの勉強会や学会に積極的に参加し最新の知見を学んでおります。

大学病院で診療をしていて感じていたこと:早期治療の大切さ

開業する前まで、大学病院や地域基幹病院で勤務していました。重症喘息などで紹介状を持ってこられる患者さんを多く経験し、病院で検査、治療を行い状態が良くなる方もたくさんおられました。

しかし、残念ながら病院を紹介受診するまでに時間が経過することで、病状がこじれてしまっているケースもありました。早期に適切な治療を行っていれば、通院の時間も減らせて、患者さん自身の苦しむ時間や医療費が少なくて済んだのに、と感じることもありました。

身近なクリニックで専門外来レベルの診療を速やかに提供したいと思い開業

私が開業を目指したきっかけとしては、

「大学レベルの診療を地域のクリニックとして提供できれば、より多くの患者さんを速やかに助けることができるのではないか?」

という点です。
クリニックレベルである程度の専門的診療を行えば、大学病院などの基幹病院で勤務されている多忙な先生方の負担も減らすことができます。私自身、昭和大学病院などの勤務経験から、大学病院でより重症な患者さんの診療に注力していただく先生方のために、一(いち)開業医として微力ながら貢献したいという思いもあります。

気管支喘息・咳専門外来で必要な設備

気管支喘息などの気道疾患では呼吸機能検査は必須の設備です。

ぜんそくと肺のクリニックにある設備

  • スパイロメトリー:肺活量を測定度、フローボリュームカーブを測定することで努力肺活量や1秒量や1秒率を測定します。閉塞性気流障害の有無を確認し、喘息かどうかを評価します。
  • 呼気一酸化窒素測定装置:呼気ガス分析装置です。気道内の一酸化窒素を測定することで、気道炎症の有無を評価します。喘息では一般的に気道炎症が高値となります。
  • 呼吸抵抗測定装置(広域周波オシレーション法:モストグラフ®):上述のスパイロメトリーでは努力呼出時の気流閉塞を評価しますが、モストグラフでは安静換気時の呼吸抵抗を測定することができます。中枢気道や末梢気道などと異なる気管支レベルでの抵抗値の目安を評価することができます。
  • ジェット式ネブライザー(誘発喀痰検査):喀痰中の好酸球の有無を評価したいときに行います。3%高張食塩水を吸入していただくことで、喀痰が出やすくなります。採取した痰を病理検査に提出し、好酸球の有無を評価します。喀痰中の好酸球の存在は、好酸球性喘息の指標となります。

呼吸器専門外来で必要な設備・体制

呼吸器専門外来で必要な設備としてエックス線撮影装置や胸部CTなどの画像診断装置が不可欠です。その他、血液ガス分析装置や睡眠時無呼吸症候群の検査、禁煙外来などがあります。

ぜんそくと肺のクリニックにある設備

  • レントゲン撮影装置:胸部、腹部の撮影が可能です。すぐに撮影できますので、受診後速やかに肺炎や結核、胸水の有無などを調べることができます。
  • 超音波診断装置:キャノン製のエコー装置があり、胸水の有無などを確認することができます。
  • 血液ガス分析装置:動脈血液中の酸素分圧を測定します。パルスオキシメーターで簡易的に動脈血酸素飽和度を測定することは日常的に行われていますが、低酸素血症の正確な評価には動脈血採取後の血液ガス分析が不可欠です。指にマニキュアなどを塗っている場合、パルスオキシメーターでは実際の状態よりも高値に出る場合があります。低酸素血症が確認できた場合、在宅酸素療法の適応を考えます。当クリニック内でも一時的な酸素吸入が可能です。また、当院と契約した酸素管理業者から在宅酸素療法の手配も可能です。
  • 呼気一酸化炭素測定装置:呼気中の一酸化炭素COを測定することで、喫煙の影響を評価することができます。禁煙外来で必須の装置です。ぜんそくと肺のクリニックでも禁煙外来をおこなっております(記事リンク→「呼吸器クリニックで禁煙治療を始めましょう」)。
  • 睡眠時無呼吸検査も当院で行うことが可能です。当院指定の契約業者からポリソムノグラフィーという機器をレンタル致しますので、自宅で検査が可能です。

ぜんそくと肺のクリニックにはない設備

・アストグラフなどの気道過敏性試験
・カプサイシンなどを用いた咳感受性試験

当院にはCTやMRIはありませんが、徒歩3分ほどの所にある日暮里健診プラザまたはメディカルスキャニングにおいて当日画像を撮影することができます。日暮里健診プラザとはCTやMRI機器の施設共同利用契約を結んでおりますので、優先的に撮影することができます。会計は当院で一括して行いますので、すぐに行って撮影するだけで済みます。

ぜんそくと肺のクリニックでは大学専門外来と同じ検査・診療体制を目指しています

東京都荒川区日暮里にあるぜんそくと肺のクリニックでは、呼吸機能検査や画像診断装置を整備することで、大学などの専門病院と同じレベルでの診療体制となるよう、スタッフにも吸入指導などの各種研修を行っています。

皆様のより身近な呼吸器専門クリニックとして努力をしております。一般内科としての対応も可能です。些細なことでも構いませんのでお気軽にご相談いただければと存じます。スタッフ一同お待ちしております。

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